【新作アプリ】カオスアカデミーを紹介したいだけ【難しいけどおススメ】
おはようございます、霧涼アリカです。
ここ暫くとあるスマホゲームをやってます。タイトル通り『カオスアカデミー』。
DCG、デジタルカードゲームと呼ばれるタイプのゲームで、ハースストーンやシャドウバースで有名ですね。
アプリゲームという界隈は、スマホが普及して随分と時間が経ったこともあり飽和した状況にあると思います。
なので新作といっても、何かしらのゲームの流用なんじゃ……。
と、思っていたのですが、カオスアカデミーはちょっと違う。
ちょっと難しい部分もありますが、カードゲームが好きな方にはおススメしたいので、宜しければ記事をご覧になって下さい。
※文中でゲーム特有の名称を一般的な表現にしている場合があります(APをマナと書く等)
【新作DCG】カオスアカデミーを紹介したいだけ
どういうゲーム?
カオスアカデミーの開発元は『オートチェス』で知られているDragonest Gameで、中国の会社です。
オートチェスでは特に問題なく運営しておりましたので(以前プレイ経験あり)、怪しい企業ではないと思います。
ゲーム内容は、DCGとチェスの合体したゲームといった感じ。
カードとボードゲームの融合ですね。
縦横4マス、合計16マスの中に互いのプレイヤー駒やモンスターを召喚し、20点のライフを削り合います。
一見、カードとチェスを合わせて面白いの? と思うところですが、非常に読み合いの要素が深いゲームとなっています。
最初の1ターン目ですら、プレイヤー(君主)をどこに配置するかでその後の展開に差が生まれますし、セットという裏側状態でカードを配置できるシステムによってカードの強さ以上にプレイヤーの読み合いが重要なゲームです。
特におススメなポイントを以下に書きますので、参考にしてみてください。
ちなみに、2020年4月末現在はβテスト中で、正式版ではないので変更がある可能性があります。そこだけご注意を。
そして現状はアンドロイドしか対応していないので、それ以外の方は暫しお待ちを……。
おススメポイント
ゲームバランスがなかなか良好
DCGでは、プレイヤーキャラによって使えるカードが違う、というのが結構あります。
カオスアカデミーもそのタイプで、現在6つの君主が使用可能です。
で、そういうタイプのゲームって、キャラごとのカード性能でバランスが崩れることって多いんですよね。
運営テストプレイしてんのかよ!!! っていう気持ちが溢れた事は数知れません。
その点カオスアカデミーでは、現在それなりに良い環境が出来ているように思えます。
一部のキャラだけしか使われていない、なんて事はあまりなく、色々なキャラを使った人と対戦することができます。
正確に表現するならば『キャラごとに強いカードが存在している』のでバランスがとれてる感じですね。
全部のキャラがしっかり戦えるので、ある程度不満なくプレイすることが可能です。
マナ(AP)の使い道が多い
DCGによくある基本ルールとして、1ターンごとに使えるマナが1ずつ増えていき、カードごとに決められたマナを使用することでカードを場に出すことができます(ターン開始時にマナは全回復)。
これによって、マナバランスの良いデッキを組まなければ最初の手札で事故を起こし、数ターン動けないなんて事態が起きる場合がありますよね。
カオスアカデミーでもそれは起きるのですが、マナを『君主スキル』と『ドロー』に使用可能なので、事故を起こしてもある程度は挽回できる可能性が増えています。
まず君主スキルですが、それぞれのキャラには固有の能力があり、マナを2消費することで使用可能です。
ハースストーンではヒーローパワー(ヒロパ)なんて呼ばれているシステムですね。
妨害したり固有のモンスターを召喚したり出来るので、マナの使い道が無い時や戦略の一部として使えます。
次にドローですが、こちらはちょっと珍しいですね。マナを消費してデッキからカードをドローできるシステムが、全キャラ使用可能。
ただし、使用コストが2、4、6、8、10と2ずつ増えていきますので、ドンドン引き続けるのは不可能です。
最大マナは10なので、試合中は5回まで使えますね。
カードを出す以外にもマナの使い道があるので、幅広い戦略を取れるのもカオスアカデミーの特徴の一つです。
カードを裏側召喚して深い読み合い!
カオスアカデミー特有のシステムとして、フィールドに裏側状態でカードを出すことができます(セットカード)。
裏状態にしたモンスター(ヒーロー)カードは、次以降の自分のターン中にマナを1使わないと表にして攻撃できませんが、それがデメリットに感じられないほどの『大メリット』を得られるのです。
最大のメリットは、何を出したか隠せること。
これは非常に非常に大きなメリットで、裏状態でカードを出されると相手はとても悩みます。
切り札を隠して召喚する場合もありますし、そのブラフとして弱いカードを置いている場合も。裏状態のカードへ攻撃することは可能ですが、相手カードの能力が分からないので逆にやられてしまうかもしれない……。
そんな悩む状態を、相手へ押しつけることが可能になるのです。
更に、不安になって攻撃してもらえれば、相手の攻撃回数を減らせる事にもなるのでカードの能力以上に守りの力として働いてくれます。
言うまでもなく自分も同じことをやられるので、相手がどういうデッキか、相手の使えるマナの数は、等の様々な情報からカードを推察して、攻撃するかあえて放置するかを決めましょう。
そして、裏状態のカードはスキルの効果をほぼ受けません。
対象を選択してダメージを与える類はもちろん、全体ダメージすら受けないです。
よって、重要なカードを守るためにセットカードにして、相手のスキル対象から逃れることが出来ます。
このように、裏にしてカードを出すだけで読み合いが発生するので、カードを出し合うだけではない戦いがあるのです。
大まかなルール
まずデッキですが、30枚で構築します。
同種カードは2枚まで、最高レアのレジェンドカードは1種につき1枚だけデッキに入れることが可能です。
初期手札は3枚で、マリガンも可能。
後攻のプレイヤーは一度だけマナを1増やせるカードを手札に加えた状態で対戦開始です。
勝敗は相手の体力を0にすること。もしくは、相手のデッキが切れたら勝ちです。
デッキ切れで勝つ場合は、カードが無くなって3ターン後になりますので、即座に対戦終了ではないので気を付けたいですね。
様々な君主たち
現在実装されている6つの君主を軽く紹介します。
失楽園
君主スキルは『相手に状態異常(麻痺、睡眠、足止め、暗闇からランダム)を与える』。
状態異常による妨害が得意な君主。
回復カードや全体除去のカードもあり、コントロール(後半戦に強い)タイプの君主となっていますね。
とりあえず使うと強いカードが多いので、初心者でも安定して強い君主だと思います。
ただし、必須級のカードが高レアリティなので、組むのにちょっと時間がかかるかも。
ソロモン
君主スキルは『君主以外のカードをランダムなマスに転移させる』。
一見すると難しいかな? と思いますが、かなり初心者向きの君主。
使いやすいカードが低コストで纏まっているので、アグロ(速攻)で戦うことができます。使うカードも低レアリティなので、格安で組めますね。
君主スキルによって、相手の邪魔なカードを転移させて無理やり殴りに行くことが出来るのも、アグロ向けな部分です。
そして、現状の君主の中で唯一『罠』『仕掛け』のカードが専用カードに入ってるのも特徴。
これらはセットカードとしてフィールドに出し、罠は相手に攻撃されると発動、仕掛けは自分のターン中に表にすると効果が発動します。
読み合いもできる君主なので、色々な戦い方が出来ますね。
陰陽道
君主スキルは『1/1の妖骨を好きな位置に召喚する』
大量のモンスターを召喚して戦うタイプの君主。
アグロ型に近い動きが得意で、専用カードのコンボで攻めていくのが主流です。
一方で除去に使えるカードが少なく、回復は誰でも使える中立カードから持ってくるしかないので、後半戦はかなり苦手。
アグロの点では、ソロモンよりも速度は遅いものの対応力は多少あるので、使い易さ的には悪くない気がしてます。
修羅道
君主スキルは『自分に1/0の武器を装備する(そのターンは攻撃不能)』
モンスターだけではなく、自分からも攻撃する君主。
スキルからも分かる通り、専用カードにも君主が装備する物が多いです。
ハースだとアグロなタイプですが、カオスアカデミーだとコントロール(後半戦)寄りのタイプが人気っぽい。
モンスターの除去が結構得意なのですが、自分の体力も削れるのでバランスのとり方が難しめ。
上手い人が使うと非常にやっかいな君主ですね(本当にやっかいで辛い)。
神州
君主スキルは『表向きのカードに1点ダメージを与える』
いわゆるメイジ系の君主。
火、水、風、雷の魔法カードをメインで戦うのですが、使う前に特定のカードを使用して手札に加える必要があります。
しかも同じ属性でも複数枚あり、どれを手に入れるかはランダム。
現状では火の魔法をメインにしたアグロ型がよく使われますが(敵君主へ直接ダメージを入れるカードがあるため)、全体的にちょっと使いづらい感じがあるので不人気な君主だと思います。
クトゥルフ
君主スキルは『1/1の触手を好きなマスに召喚』
触手は移動が出来るものの攻撃対象が選べず、攻撃範囲内の敵にランダムで殴りに行きます。出したターンから殴るので、陰陽道とは違った動き。
まさかのクトゥルフ神話をベースにした君主です。
フィールドのカードを移動させる効果を持ったカードがあったり、相手のカードで勝手に殴ったり、敵味方関係なく殴り合うカードがあったり……効果が非常に面倒臭い。
カード説明を読んでも効果が分かりづらく、実際使ってみても使い方が難しいので、完全に上級者向けですね。
他の君主にはできない独特な動きが出来るので、気になる方は是非触ってみてください。
私は苦手でした。
カオスアカデミーの微妙な点
ここまで褒めてばっかりでしたが、ダメな点もあります。
まず、公式がまともに無い。
βテストだからかもしれませんが、キチンとした公式HPが存在しません。
フェイスブックはありますが、全て英語なので情報の入手が面倒です。サポートしてくれるのか不安ですし。
ツイッターは……恐らく中国なので、中国語ツイッターは無理でしょう。
オートチェスでは日本語ツイッターが存在するので、正式版を待つしかないですかね?
次に、日本語がとんでもなく怪しい。
これは同会社のアプリ、オートチェスでも同じでしたが、かなりの確率でゲーム上の日本語の翻訳が変です。
漢字が中国で使われてる方の漢字になってるのはまだマシで、カードの説明文が妙になっているので、使ってみないと効果が分からない場合があります。
慣れれば問題無いですが、カード初心者には取っ付きにくい要素ですね。
最後に、相手のマナの数が分からない。
これは個人的には楽しい部分なのですが、一応微妙な点としておきます。
対戦画面で相手のマナの数が表示されないので、例えば後半に相手が3枚セットカードを出した場合、どういう配分でカードを使ったのか謎です。
3コスト3枚かもだし、2、3、5コストでバラバラかもしれない。
もしくは、マナを使ってドローした後にセットカードを出した時『相手が追加ドローした回数』を覚えていないと、残ったマナからどういう強さのカードが伏せられているか分からないです。
覚えていれば問題ないし、そこも読み合いの部分なので私は楽しんでますが、軽く楽しみたい人にとってはマイナスな点でしょう。
全体的にライト勢が始めにくい印象のゲームですが、慣れると今まで遊んだどのDCGよりも面白いです。
βテストなのでまだまだこれからですが、正式版に向けてちょっとやってみるのも良いと思います。
終わりに
なお、何故かβテストなのに課金が可能です。
公式FBを見たところ、テスト版と正式版ではカードの引継ぎは無く、課金した物は金額の1:1の比率でパックやアイテムで保障されるようですので、運営を応援したい方は課金してみても良いと思います。
・・・・・・応援の気持ちで私は課金しましたので、ダメなときは一緒に泣きましょう。
それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました。
しばらくはカオスアカデミー関連の記事を更新し続けますので、気になる方は見に来て下さい。
※アプデで詰将棋要素が追加されたのでこちらもどうぞ
投稿:2020年4月29日
更新:2020年9月11日
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