ぺヤング『アップルパイテイスト』を真剣に味わってみたレビュー
おはようございます、霧涼アリカです。
先日は敗北しましたが、今度はリベンジ。
手に入れましたよ、例の品。
『ぺヤング アップルパイテイスト』です。
先日ネットをざわつかせたこの一品、実際に食べてみてその味をガチでレビューします。
これでも調理師免許を持った元調理師(定型文)味を見るのには自信があります。
では、物好きな方は宜しければ最後までお付き合いください。
ぺヤング『アップルパイテイスト』を真剣に味わってみたレビュー
その中身は……
早速、開封。
の前に、一応は栄養や原材料を見ていきましょう。謎な商品とは言えカロリーを気にするのは日本人の性でしょうか。
栄養成分表はこんな感じ。
通常のぺヤングと比べると、甘味が強いからか脂質と炭水化物がちょっとだけ高い。しかしそれ以外は通常以下なので、栄養的には軽め、なのでしょうか。
続いて原材料。
りんごペースト、かやく(りんご加工品)という怪しい文章がありますね。
ま、外側だけを見ていても仕方ないので、開封していきましょう。
オープン
かやく???
今まで見た事も無いかやくが入っています。ドライフルーツのりんごっぽいですね。
その他ソースも、なんだか赤くてドロッとしている印象です。
開けた状態の匂いですが、ぺヤングってこんな匂いだっけ? と疑問。
なんかお菓子っぽいというか、甘めな匂いがほんのりとするような気がします。
真剣に食べてみた
それでは作りましょう。
出来あがったのがこちらになります(3分クッキング感)。
あのですね、お湯を注いだ所までは普通なんですよ。甘い匂いするかも、ってくらいで。
大問題はソース!!! メチャクチャ甘ったるい匂いがブオンブオンする!!!
ここで一度、まるか食品のHPを見てみましょう。
リンゴ味じゃないです、アップルパイ味、です。
バターのコク、シナモンの香り、焼きあがった香ばしさ、それらを含めてのアップルパイ。
その再現性の為に、様々な匂いがソースにぶち込まれているのです。
それでは、食べて、みましょう。いただきます。
……うん、これはねーわ。
味がアップルパイでツライ、と言うのなら簡単ですが、口に入れた第一印象はアップルパイではないです。
麺は他の商品から流用しているのでしょうか、なんか塩っ気があるんです。
ソースの甘味と麺の塩っ気が非常にミスマッチ。
ただし、オエッと吐きたくなるような違和感はなく、不味いと一言でいえない味ではあります。美味しくはないし、不味くない。ないわー、となる味です。
ガリガリ君のコンポタやナポリタンよりは圧倒的に食べられる味でしょう。
唯一の良い所はりんごが美味しいこと。乾燥していたりんごがお湯で戻され、柔らかいアップルパイさながらの味なので単体で美味しいです。
悪い所と言えば、量が多い……。
変な味だったなー、さてと、となった時点でデデンと残っている麺の山。キツイ。
この手の商品はどうして通常サイズなんでしょうね……。
地獄のぺヤング、かと思いきや……?
いやー、ツライっす。食べる方には注意したいですが、一口で一気に食べるのはおススメしません。口いっぱいに謎の味が広がって辛さが倍増します。
そして炭酸飲料を用意すると良いでしょう。さらりと流せるのでコーラでも飲みながら食べると楽になります。
それにしても、アップルパイっぽさが無いんですよね。バター的なコクとか、シナモンの香りとかが完全に置いてけぼりで、麺の塩っけとソースの甘さとの戦いになります。
もっしゃもっしゃと食べること数分……。
あれ、アップルパイを感じたぞ。
妙な感覚が味覚を刺激しました。
真剣に何か美味しさを見つけられないかと味わっていたところ、ゆっくりと食べているとアップルパイの風味がやってきたんです。
しっかり噛んで味わってみます。
……うん、なんかアップルパイしてる。
なんと噛んでいるうちに塩っ気が抜けてきて、残った甘味がソースのアップルパイ風味と合わさってそれっぽさが出てくるんですよこれ。
麺が噛まれて形状が無くなるのも一つの原因でしょう。麺と言う固定概念が壊れた結果、アップルパイ本来の味がやってくるんですよ!!!
最初はなんだこのゲテモノ、と思っていましたが、味わってみると不思議と面白い商品だなぁと感じるようになりました。変ですね。
気になった方は買ってみましょう。
ちなみにアップルパイといえばこういう商品もあります。牛乳で割ればアップルパイっぽい不思議ドリンクになるので宜しければ。
終わりに
面白い体験でしたが、二度と食べる事はないでしょう。
秋と言えば林檎の季節、ってことでこの商品が出たのでしょうが、企画部は何を考えて作ったんでしょうか。試作した人たちの味覚が崩壊していないか心配です。
妙な体験にはなるので、コンビニに立ち寄った際には一度買うかどうか悩んでみてはどうでしょう。
それではここまでお付き合い頂きありがとうございました。
また次回も宜しくお願いします。
投稿:2020年9月23日
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