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【行動経済学】覚えておきたい単語をずらっと書き出してみた【自分のメモ帳】

おはようございます、霧涼アリカです。

 

行動経済学ってご存知ですか?

一般的な経済学よりも新しい考え方の学問で、数学+心理学の知見を取り入れたものになります

以前から興味があったのですが、昨日ようやく行動経済学の本を読了したので、自分用に行動経済学で出てくる覚えておくべき単語を記事にしてみます。

 

実際に本を読むと中々難しく、ネットで調べようにも、単語の情報が欲しいのに調べ方が分からない、というのが私の実情だったので役立つかなと。

 

とても面白い内容が多いですし、実生活にも非常に役立つ物ですから、是非とも一読下さい。

重要な単語は赤字で書き出してきます。なお、順不同なのでご容赦を。

 

※バイアスという単語が非常に多く出てきますが、『先入観や偏り』という意味と思ってください。

 

 

【行動経済学】覚えておきたい単語をずらっと書き出してみた【自分のメモ帳】

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サンクコスト2度と戻らない時間や金、労働力。これに拘りすぎることでロスが生まれることがある。(例:ソシャゲのガチャで欲しいのが出るまで回し続ける。途中で止めると今までの分が無駄になるように感じる)

 

機会費用選ばなかった選択で得られたはずの利益。株などで、先延ばしにすることで損失先送り効果が発生する可能性。

 

フレーミング効果

表現方法で伝わり方が変わること。(例:日本では臓器提供のチェックが『希望する』であるのに対し、オーストラリアでは『希望しない』にチェックをつける。この違いだけで、日本は約13%、オーストラリアでは64%と同意率の差がある)

 

プロスペクト理論2つの要素から成り立っている。

満足と不満を同一にするには、満足が約2倍必要(参照点)。

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雑ペイント

低い確率は高く、高い確率は低く感じる(確率加重関数)。

例:確率80%では実際よりも低く感じ、20%だと少し多めに感じる。

 

総じて、価値は絶対値ではなく変化で測られる。

 

・損失回避:人間は得をする時は利益を、損をする時はイチかバチかを選びやすいバイアス。

 

・保有効果:自分の物に対しては高い価値を持つ心的バイアス。(買うときは安くだけど、売る時は高く売りたい)

 

・同調効果:難しい判断の時は周りに合わせて、その判断を自分の決定の根拠とする。

 

サンクコスト+保有効果+同調効果で人の判断を誤らせられる。

 

・異時点間の選択:何かを決めた地点と、実際に損失や利益を受け取る時点が違うもの。その場合、非合理な意思決定をしやすい。借金=支払いの先送りのように。

 

・時間割引率:将来の得よりも目先の利益を優先する傾向。その割合。

今100円貰うのと、1年後に150円貰うのではどっち? 将来貰う場合、平均すると1年後に受け取っても良い額は169円らしい。

 

・メンタルアカウンティング:人々が金銭に関する決定をするときは、様々な要素から総合的に判断するのではなく、比較的狭いフレームを作って考える。

 

・ハウスマネー効果:ギャンブルで得た金は軽く扱われる傾向。

 

・一貫性幻想:意思決定において、人間は理論的であろうとする。

 

認知的不協和自分の耐えられないことに関して、理論的に判断したとして気持ちを安定させようとする。損を認めたくない。

 

・合理化:自分の行動が合理的であると納得したい。目標が達成されなかった場合、現実とのギャップを埋め合わせること。

 

参照点依存性物事の最終的な結果よりも、経過における『変化』を重視する。価値を絶対値で測るのではなく、変化によって測る。

120円が割引で100円のお菓子と、元から100円のお菓子。値段は一緒なのに、安く感じるのは割引のほうだと思うように。

 

・感応度逓減性:損得で、その値が小さい時は、小さな変化が大きな変化に感じる。

20万→25万よりも、0→5万のほうが大きく感じやすい。

 

現状維持バイアス

人は損失の可能性があれば、それを何とか回避しようと、変化を避けて現状維持しようとする。株の損切りが上手くいかないように。

 

確実性効果人間は確実に起きることを重視し、強い魅力を感じる。逆に非常に高い確率でも、100%でないならば魅力がグッと下がる。80%は高い確率?

 

ヒューリティクス正確な情報が無い時、直感、もしくは限られた情報だけを頼りに判断する。

・利用可能性ヒューリティクス:頭で思い浮かびやすい情報を元に行われる判断。

交通事故とガンならば、ガンのほうが確率が高い。ところが多くの人は交通事故のほうが確率が高いように感じる。普段ニュースで見る機会があるのが、事故のほうが多いからそう見積もってしまう。

・再認ヒューリティクス:過去に聞いたことがあるものや、既に知っている物を、初めて知る物より高く評価するバイアス。

・代表性ヒューリティクス:

あるグループに属する集団やメンバーにおいて、典型的と思われる事柄に着目するあまり確率を過大に評価してしまう。

(問い:学校の窓ガラスが全て割れていた。犯人は? A高校生 B暴走族の不良高校生

 

どちらも高校生であるのには変わらないので、確率としてAが正しいはず。しかし暴走族や不良といった単語に目を奪われて確率を高く見積もってしまう)

 

・保険文脈:10%で壊れるものが、5000円で回避できるという場合。保険と聞くとリスクがゼロと考え、関心を寄せてしまう。

 

・上昇選好:何かの出来事が連続していく場合に、人間は時間経過につれて満足が拡大していくことを望む。

 

・大数の法則:何かが起きる確率は、試行回数が多いほどに正確な数字が出る。

・少数の法則:小さい標本や少ない試行回数であるにも関わらず、大数の法則が当てはまると錯覚するバイアス。

 

アンカリングと調整最初の情報をアンカーとして、注目しすぎるあまりに後の判断を大きく左右してしまう。

セールスマンが、最初に高い物、次に安い物を紹介するように。後に言われた物の方が実際よりも安く感じてしまう。

 

ハロー効果人や物への1つの鮮やかな印象が、総合的な印象に影響する。第一印象に引きずられる。

芸能人が持っている=スゴイ、優れてる、と感じるように。CMでも同じような効果。

 

人間は完全に合理的ではないという、行動経済学における重要な認識。最適ではなく、目立つ特徴を元に選択してしまうのが人間。

確証バイアス一度自分の意見を決めると、それの裏づけばかり集めて反対意見を無視する。自己の正当化。

上記の『合理化』とも近い。

 

・後知恵バイアス:「最初からそう思ってたんだよなぁ」となるやつ。あたかも事前に予見していたように考える。

 

・初期値効果:最初に設定された物によって行動が変わる。デフォでOKにチェックが付いた確認メッセージのように。無駄なアプリをインストールしないで・・・・・・

 

・貨幣錯覚:金銭において、実質より名目を元に判断してしまうこと。

例:物価が1%下がり給料が500万から499万になった時、購買力は上昇しているはずなのに節約する。

 

・反転効果:ポジティブ、ネガティブな状況かで選択が反対になること。

600人中、200人の生 or 2/3で死 または、 400人の死 or 1/3で生 どれを選ぶ?

 

・現在志向バイアス:目先のトクに目がくらんで、将来得られるはずの大きなトクを逃したり損を被ったりする事。

 

・決定麻痺:多すぎる選択肢は、逆に決定するのを妨げる。決められずに先送りしてしまう。

 

・後悔の回避:

ワケあり商品があった時、その『ワケ』が買ったときの失敗であった場合は、それを後悔の根拠とする。

合理的な判断をしたとして、自身のストレスを軽減しようとする。

 

・返報性の原理:何かを貰ったらお返ししたくなる心理。スーパーの試食など。

 

・ブレークイーブン効果:株が損から益になった時、単純に上がった時よりも満足する。

 

・自信過剰バイアス:自身をもっているほど判断を誤る。

 

ピークエンド効果ある経験で、ピークの時どんな印象を持ったか、最後にどのような感想を持ったか、この2つで全体の印象を判断するバイアス。

 とても大切。絶対に覚えておきましょう。

 

終わりに

面白い、タメになる単語を抑えておきたいなぁ、と思ってもそういう情報は中々無かったのでまとめてみました。如何だったでしょう?

単純に自分の為に書いたので、誰かの役に立ったら嬉しいと思います。

 

他にも、マーケティング論でも面白そうな単語がちらほらとあるので、また機会があったら本を読んでみようかなと。

 

ちなみに今回参考にしたのは↓の2冊です。

 特にピンクの方は初心者でも非常に分かりやすく書いてあったので、良ければ近くの図書館で探してみてください。

 

それではここまでお付き合い頂きありがとうございました。

また次回も宜しくお願いします。

 

投稿:2020年9月15日

 

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