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夢占いって根拠はあるの? どうすれば夢を理解できるか解説してみる

おはようございます、霧涼アリカです。

 

変な夢を見る事ってたまにありますよね。

私も先日、アマゾンからザリガニが届く夢を見て「え???」となりまして、何となくネットで調べてみました。

ただ、検索して出てくる物って、『○○は~~の象徴』とか『△△の意味』みたいに、何かに当て嵌めて意味を出そうとしている物が多い印象です。

 

果たしてそういう【夢占い】に根拠はあるのか?

そして、夢を理解するにはどういう手段があるのかを調べてきました。

参考書籍として、フロイトの夢判断を読んできたのでそちらも併せて紹介します。

 

宜しければ最後までお付き合いください。

 

 

 

夢占いって根拠はあるの? どうすれば夢を理解できるか解説してみる

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夢占いとは

そもそものお話、夢占いとはどういったものでしょうか。

まず夢については古今東西、様々な意見があり、近年ではMRIなどによって直接に脳を観察することで夢のメカニズムを解明しようとしています。

 

古くで言えば、紀元2世紀頃のヨーロッパで書かれた夢判断の書、中国の周公解夢全書、日本でも古事記や日本書紀に夢占いについて書かれています。

昔から、夢にはある種のスピリチュアルな力があると考えられ、お告げのように扱われることもありました。

 

そして現在一般的に思われている夢占いは、シンボルを利用したものが多数。

 シンボルとは、例えば『犬』が出てくる夢を見たならば『友情』を暗示していると解釈したり、『怪我をする』夢ならば『アクシデント』の象徴だと言われます。

夢は脳の記憶整理の一環として生まれる物だから、きっと何か意味があるはずだと、現代の私たちも考えてしまいますよね。

 

特に深く考えないのであれば、気になった夢の物を調べてみて「へーそうなんだ」と流してしまうのが楽でしょう。

ただ、もう少し深く掘り下げたいのならば、より詳しく見ていく必要があります。

 

夢占いの根拠

夢については、古くからの書物よりも現代の科学を信じた方が良いですが、残念ながら現代の脳科学では何故夢を見るかは解明されていません。

分かっているのは『レム睡眠(浅い眠り)の時に夢を見る』こと、そして『記憶整理の際に生まれるだろう』ということ。

 

科学的に言えば夢に意味を求めるのはナンセンスな事と言えるでしょうが、それで終わらせるのも面白くないです。

 

シンボルを題材とした夢占いで言うと、夢の中に出てきた物に対して少し変わった印象を持った場合にナニカの象徴として判断し、夢を理解しようとします。

古い時代からあることですから、科学的な根拠はありません。ただし、多くの人から意見を募った結果の統計学的な話としてみれば、多少は信頼性を持つ可能性はあるでしょう。

 

ここで覚えておきたいのが、いわゆる『確証バイアス』と『バーナム効果』です。

確証バイアスは『あやふやな事を自分の都合の良い風に解釈する』ということ。

バーナム効果は『曖昧な内容を、さも自分に当てはまっているように感じる』こと。

という、心理学の現象ですね。

 

様々な占いにもいえることですが、これらの現象が作用している可能性を考えなくてはなりません。

 

そう考えると、夢占いに根拠は無いのではないかと思ってしまいますが、シンボルの解釈を違った風にすればまた別の側面が見えてきます。

杓子定規に○=~の意味とするのではなく、自分自身としてその物について抱いている感情を深堀すればいいのです。犬嫌いな人が犬の夢を見たら、どう考えても友情にはなりませんしね。

その部分で言えば、検索して出てくる『○○は~~の意味』という夢占いはかなり滅茶苦茶なことを言っているかも。

 

まとめると、『科学的根拠は無い』のは確定。

しかし、『信じるかどうかはアナタ次第として、夢を深堀する方法はある』という感じです。

 

夢の深堀となると、それはもう『占い』ではなく『診断』もしくは『判断』となるのですが、ここで出てくるのがフロイト。前述した夢判断を書いた方です。

次はそちらについて解説していきます。

 

夢判断

約100年前に書かれた夢についての精神分析の書籍です。

それまで占い的な考えしかされていなかった夢を、心理学を用いて研究したのがフロイト。当初は評価されませんでしたが、現代ではとても有名な書の一つと言えるでしょう。

 

本の内容を解説しようにも、とんでもなく長いので、ここでは私が個人的に抜き出したことを羅列していきます。

 

・夢は基本的に望みを叶えるもの

・睡眠を守ろうとするのが夢

・様々な経験を基にして、自由に連想されたものである

 

偉い人や詳しい人には怒られるでしょうが、本文ではこの3つを主題に話を進めていきます。

 

まず第一の『夢は基本的に望みを叶えるもの』

これは文字通りで、夢は悪さをする為に見せるのではなく、自分自身の望みを叶えるために生まれるものであるって意味です。

例えば子供の頃、欲しかったけど買ってもらえなかった物が夢に出てきたことはありませんか? 夢が叶わなかった望みを叶えてくれたというのは、そういう事。

そう言うと、人が死ぬ夢は悪夢だから望みを叶えるとは違う、と言われるでしょうが、夢判断では『夢は歪められるもの』とされています。

夢は天邪鬼なもので、直接的に願いをかなえることは少ないです。子供ならば想像力がまだ鍛えられていないので、直接与えられるように叶えられますが、大人はそうはいきません。

歪み、反転し、様々な曲がり方をして、夢は願いを叶えてくれているのです。

 

第二に『睡眠を守ろうとするのが夢』

これは非常に分かりやすいです。

簡単に言うならば、『寝ている間に喉が渇いたから水を飲む夢を見る』『トイレに行きたくなったから排泄をする夢を見る』という感じ。

外的、内的刺激などで大切な睡眠を妨害された時、夢は自身の中でそれを解決させて睡眠を続行させてくれる、というお話です。

睡眠の守護者、なんて表現されていますね。

 

第三に『様々な経験を基にして、自由に連想されたものである』

よく創作界隈では、作者より頭の良いキャラは生まれない、なんて事が言われますが、夢でも似たようなことが行われています。

基本的に過去の体験を基にしているのが夢であり、体験していないことは夢として現れないとされています。

そして自由に連想されたもの、というのが曲者。

言葉遊びとして舌切り雀と着たきり娘、みたいに韻で似たような言葉を想像で持ってくる場合もありますし、大昔の記憶が呼び起こされて数十年ぶりに望みを叶えようとする場合もあります。

なので、要素の一つずつに『これは~~の意味だ!』とするのは意味が無く、1つ1つの由来を、何処から来た発想なのかを深く掘り下げ、どういった願いを叶えようとしている夢なのかを考えなくてはならないそうです。

 

あくまで100年前の書物ですし、科学的な根拠は乏しいお話です。

しかし、精神科医のバイブルとしても扱われていた夢判断ですから、気になる方は1度は目を通してみると、非常に面白いと思います。めっちゃ長いけど。

 

夢判断の方法

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・・・・・・こう書き出してみたものの、説明が難しいんですよね。

フロイトは夢判断の文中、幾つも自身の夢を題材にして、それを解釈していく様子を欠いていますから、私も習ってみたいと思います。

 

私は普段と変わらず自室の椅子に座っていました。すると妹が声を掛けてきて、ア○ゾンから荷物が届いたと言われリビングへ行くのです。

 

荷物はザリガニでした。ペットとして飼う為に買ったようですが、全く見に覚えがありません。かなり動揺して、どうやれば飼育できるのだろうか、そもそも飼育用のケースや空気を出すやつとか持ってない! と慌てふためきました。

 

ザリガニは1匹。何故かとても青い色をしていましたが、それについて気にして居ませんでした。

 

 

うーん、意味不明。どうしてザリガニ・・・・・・。

詳しく掘り下げて見ましょう。

 

自室の椅子に座っていたこと。確かパソコンを弄っていたと思います。つまり何かの作業中、仕事をしている感じでしょうか。時刻は昼だったと思います。いつもと変わらない日常って意味ですかね。

 

そこに突然の声かけ。アマ○ンに注文することはあまり無いので、日常の唐突な変化って感じです。

 

ザリガニについては、ちょっと怖いってイメージがあります。挟まれそうで。

ただ、ペットを飼いたいとは昔から思っており、それを叶えようとしているのだと思われます。怖いとは思いつつ水生生物は好きなので、好きな物であることは確かです。

 

飼育手段が分からない。これはペットを実際に飼ったとしたら、私自身がそうなるであろうと思われます。スマホで色々と検索しようとしていたはずで、私の行動的には合致しますね。嬉しいけれど、気が動転してしまう様子です。

 

最後に色。青い生物は、私は青いバラやLEDを思います。何処かで、本来は不可能と思われていたものが成功したと聞いたことがありますし、奇跡という意味として覚えています。

ペットを飼うことになったという奇跡かもしれません。もしくは、ペットの飼育は不可能であると私自身が少なからず思っていることへ対しての考えかも。

 

総括すると、ペットが飼いたい。けどそれは難しそうで、出来るなら誰かに突然渡されて飼わざるを得ない状況になってくれないかと期待している、私の願望が叶えられている様子ですね。

様々な状況から、本当に飼うとなったら私がそうなるであろう行動を示していて、なかなか面白いと思います。

 

 

こんな感じに、気になる夢を、要素を1つずつ抜き出して連想していき夢を分析するのが夢判断です。

まだまだ深堀が甘いので、もしかしたら別の意味も隠されているかもしれませんが、それはまたの機会に。

 

宜しければ、皆さんもちょっと不思議な夢を読み解いてはみませんか?

 

ゆっくり眠ろう

はい。そもそも夢を見ると言うことは浅い眠りということ。

よく夢をみるのは起きる寸前の短い時間と言われますが、頻繁に夢をみるのならば眠りが常に浅いのではないかと疑うべきでしょう。

 

・運動は寝る3時間前までに

・寝る直前に歯磨きをしない。スマホも弄らない

・朝起きたら日光を浴びる

 

代表的な良く眠る方法としてはこんな感じですね。

疲れれば眠れるとは言え、寝る直前の運動は活性してしまうのでNG。

歯磨きも同様で、口の中と言う敏感な部分が刺激によって覚醒してしまいますし、スマホの明るさによって睡眠の導入が上手くいかなくなるので避けるべき。

そして大事なのが、体内時計をしっかりと調節するために朝日を浴びること。体内時計は24時間周期ではないので、朝日でリセットするのです。

 

夢を見るのも面白いけど、しっかりした睡眠はもっと大切。

ぐっすり寝てから、摩訶不思議な夢を楽しみましょう。

 

終わりに

ふわっとした解説でしたが、以上が夢占いと夢判断の紹介になります。

ザリガニの夢を見たのが原因で、ネットで調べ、前々から気になっていたフロイトの夢判断を読んでと、なかなか楽しい経験でした。

信じるかどうかは自分次第ではありますが、こういう物もあるんだなって思って頂ければ幸いです。

 

ちなみに夢判断の書籍は↓こちら。

ちょ~~~っと難しいですが、一度は読む価値のある本だと思います。ここもそうですが、ネットに纏められてる情報じゃ切り貼りが多すぎて判断できませんから。

 

それでは、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

また次回も宜しくお願いします。

 

投稿:2020年9月11日

 

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