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超身近な毒!? 食卓に並ぶかもしれない意外な毒性のある物5選

夕方に起きましたがおはようございます、霧涼アリカです。

 

今日の話は

 

毒というとキノコや薬物など、気を付けていれば摂取することはないだろうと思いますよね。

が、普通に食卓のテーブルに並ぶ可能性の高い毒物も、意外とあるものなのです。

 

今日は一般人でも摂ってしまう可能性の高い毒を5つご紹介。

 

宜しければ最後まで読んで頂いて、その危険性を身近から排除してもらえたらなと思います。

 

 

超身近な毒!? 食卓に並ぶかもしれない意外な毒性のある物5選

 

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その1 ジャガイモ

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まずはド定番の毒、ジャガイモ。

 

冬になると食べたくなりますよね、じゃがバターからカレーにシチュー・・・・・・おいしい季節です。

 

栄養も豊富なジャガイモですが、天然の毒素を微量に含んでいます。

多量に摂取してしまった場合は、

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 呼吸困難

という症状を発症してしまいます。

 

天然毒素である『ソラニン』と『チャコニン』という毒によって症状は引き起こされますので、これをキチンと取り除く必要がありますね。

強い毒ではないので死亡事故は起き難いですが、小さなお子さんや体力の落ちたご老人では危ないので、忘れないようにしておきたいです。

 

毒が含まれるのは緑の部分や芽の周辺

  • 光に当たると増えるので暗所で保管
  • 芽や緑色の部分はしっかり取り除く
  • 皮はできるだけ剥く
  • 苦味のあるイモは食べない

という方法で、毒性の高くなってしまったジャガイモは対処できます。

 

確実に食卓に並ぶ食材ですので、調理に携わる人は気を付けておきましょう。

 

その2 シガテラ毒

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お次はちょっと聞きなれないかも知れないシガテラ毒です。 

私は調理師学校でこの毒について学びまして、知っておいたほうが良いと思ったのでここで紹介させて頂きます。

 

この毒は魚を食べることで摂取してしまう物ですが、元々は毒を持たない魚が持っています。

毒を持った魚ではなく、普通の魚が原因なんですね。

 

どういうことかといいますと、魚が餌とするプランクトン等が毒を持っている場合、それを食べて育った魚は毒素を体内に溜め込み、毒を持ってしまうのです。

発生しやすいのは南方で、日本では沖縄が代表的な土地ですね。

 

  • 見ただけでは判別不可能
  • 加熱しても除去できない
  • 味が変わらず、煮汁にも溶ける

という非常に厄介な奴で、摂取してしまった場合は神経系の症状や、『ドライアイス・センセーション』と呼ばれる症状が発生してしまいます。

 

ドライアイス・センセーションは温度感覚に異常が発生する症状で、冷たいものに触れると『ドライアイスに触れたような痛みがする』等という、日常生活に支障の出る面倒な症状です。

 

毒の強さ自体はそうでもなく、死亡率は低いですが、気を付けなければならない毒でしょう。

 

 

回避する方法としては、南方の知らない魚は食べない

 

毒のある餌を食べることで集積してしまうので、目視や味見での除去ができません。

詳しい人が近くにいない状況では、物珍しさから食べる、という事をしなければ発生は抑えられます。

沖縄の方から輸送され、東京の市場に並ぶ可能性もありますので、あまり知らない魚は食べないようにしたほうがいいですね。

 

一応、毒性を持ちやすい魚は特定されていますが、餌が原因なので非常に種類が多いです。

 

母親が食べてしまい、母乳から乳児へと毒素が渡ってしまう可能性もありますので、親御さんは知っておいたほうが良いと思います。

 

趣味が釣りで、旅行で南方で釣った魚を食べるという場合は特に、知らずの内に食べてしまう可能性があるので忘れなきよう。

 

 

その3 銀杏

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知ってる人も多いかもしれませんが、お次は銀杏。

 

普通にちょっと食べるだけなら問題ありませんが、うっかり食べ過ぎると大問題

特にお子様は大人よりも少ない量で食中毒になってしまいますので、蜂蜜と同様に気をつけたい食物です。

 

銀杏の毒はビタミンB6に近い構造をしており、多量に摂取してしまうとビタミンB6の働きを阻害、欠乏症になってしまいます。

嘔吐、下痢、痙攣の症状があり、死亡例もありますので油断大敵。

 

子供は7個、大人は40個程度を目安に食べれば大丈夫ですが、一度に大量では無くて少量を長時間食べても中毒になってしまうので要注意です。

 

ちょっとおつまみに、を守って食べるようにしましょう。

 

その4 ナス(特殊)

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 次のナスですが、こちらは特殊例として紹介します。

 

一般的に、スーパーで販売されていたり苗を買ってきて育てたりした茄子には毒は含まれません。心配せずに食べましょう。

 

では何故に紹介するのかというと、ごくごく一部、毒を持った茄子が栽培された例があるからです。

 

www.jstage.jst.go.jp

こちらにリンクを貼っておきますので、詳しく気になる方はPDFをダウンロードしてご覧ください。

 

簡単にまとめると、

  • 家庭菜園で毒性植物にナスを接ぎ木した
  • ナスとして実ったが、毒性が移行してしまった
  • ミートソースにして食べた夫婦が食中毒

という流れになります。

 

接ぎ木ってどういう事? と思うでしょうが、どうやら育てた方はチョウセンアサガオだと覚えておらず、ナス科の植物だと認識していたみたいです。

ナス科だからナスも育つかな、と考えて接ぎ木したようですね。

 

チョウセンアサガオは根っこで毒を生成するので、それが実の方にも流れてしまったらしい……。

 

本邦初の事例で滅多に起こることではありませんが、家庭菜園が趣味で接ぎ木して楽しんでいる方は、台木にも気を付けるようにした方が良いでしょう。

 

その5 2日目のカレー

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最後は美味しいの定番2日目のカレー。

そして、食卓に上がる可能性が高い毒を持つもの

問題となるのは、カレーではなく、ウェルシュ菌

菌による食中毒という事で、料理をする人には是非とも気を付けていただきたいです。

 

ウェルシュ菌は土や水や、人の腸内など自然界のどこにでもいる細菌。

特に牛や鶏、魚が保菌していることが多いので注意です。

 

煮込み料理が原因となる事が多く、カレーといった粘性の高い煮込み料理は『空気の嫌いなウェルシュ菌』が好む環境になり増殖しやすいです。

  • 酸素が無くても増殖
  • 100℃6時間にも耐える芽胞を形成する

という特徴を持っていますので、長い時間煮込んだから大丈夫ではありません。

 

  • 空気を送りながら加熱
  • 作ったら食べきる
  • 食べきれない時は手早く粗熱を取って冷蔵庫へ

決して、冬だからと室内に放置しないようにしましょう。

 

食中毒が発生した場合の症状は、下痢や腹痛。

酷いことにはなりませんが、だからと言って甘く見る事は出来ません。

出来る限り危険は排除して、安全な食事にしたいですね。

 

細菌による食中毒は沢山ありますので、家庭で料理をする方も一度は調べ、目を通しておくのが食中毒対策の第一歩です。

 

つけない 増やさない やっつける

 

これが食虫毒予防の3原則ですので、忘れないようにしましょう。

 

 

終わりに

最後は調理師の目線からの内容になりましたが、いかがだったでしょうか。

家庭のテーブルに並ぶ可能性の高い物をピックアップしてみましたので、是非とも覚えてほしいです。

食事をするのなら安全で楽しく喫食したいですからね。

 

それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました。

また次回も宜しくお願いします。

 

投稿:2019年11月29日

 

 

 

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