寒い日が増えてきた! 多肉&サボテンの冬越しポイントを再確認しよう!
おはようございます、昨日は寒くて二度寝した霧涼アリカです。
最近暖かい日があったと思ったら急に寒い日があって、体調を崩しやすい季節の変わり目になってますね。
西高東低の気圧配置になって、冬がやってきたなと感じてきましたので、ここで多肉やサボテンの冬越しの注意点を再確認していきます。
多肉初心者にとっては一年で最大の山場となる冬の季節。
枯らさず元気に春を迎える為に、気を付けるポイントが幾つかありますので宜しければ最後までお付き合いください。
※私の個人的な判断も含まれているので、鵜呑みはしないようお願いします。
寒い日が増えてきた! 多肉&サボテンの冬越しポイントを再確認しよう!
その1 気温
まず気を付けるのは寒さ、気温についてですね。
冬に成長するタイプの多肉でも、寒さに強い訳ではないので寒さ対策は必須です。
冬越しに必要な気温ですが、種類によっても変わってくるのでお手持ちの多肉やサボテンを一度調べてみるといいでしょう。
大体のものならば、耐えられる最低気温は5℃程度。耐寒性に優れている種でもマイナス2℃くらいが気温の目安となります。
一応5℃とは言っても、育ててきた感覚的には2、3℃ぐらいまでなら耐えてくれる印象ですので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
お手持ちのものの耐寒温度を把握したら、次は置き場所について考えます。
一日で一番寒いのは朝方、その時間帯にどうやって管理すれば良いのかです。
置き場所は屋外か室内の二択になると思いますが、基本的に室内ならばおおよそ大丈夫だと思います。もちろんお住まいの地域によっても変わりますが、室内ならば氷点下を数時間――という事は少ないです。
問題は屋外で、朝方どれだけ気温が低くなるかをしっかりチェックしておきましょう。
一瞬氷点下になる、程度ならば大丈夫かもしれませんが、何時間もとなってしまうと大体の多肉達には死の世界です。
一晩で完全に枯れてしまう場合もありますので、屋外で管理するのならば最低気温の確認、可能な寒さ対策を万全にしておきたいですね。
ビニールやプチプチマットを巻いておく、発泡スチロールの中に入れる、といった事でも寒さ対策は出来るので、屋外管理の場合は多肉の種類と気温に相談しましょう。
寒さに弱い種類では、対策をしていても外は厳禁な場合もあるので要注意です。
あと、室内を暖めれば大丈夫としたとき、暖房器具と植物の位置には気を付けておきたいです。
暖かいことは悪くないですが、温風が直接植物に当たってしまうとダメージになってしまうので、直接当たらない場所や風の向きを気にしておきましょう。
その2 日当たり
屋外で管理するのならばあまり問題になりませんが、室内ですと日当たりに注意しなければなりません。
春秋型の多肉やサボテンは冬に休眠期に入るので、成長しないんじゃないか――と思いますが、冬の日当たりは春の成長にも関わってくるので超重要です。
露骨に成長することはありませんが、長い冬の間に日差しに触れていないと、葉が日光に弱くなってしまいます。
そのまま春になって外へ出そう! とやってしまうと、日光に負けて葉が日焼けする可能性が出てきてしまうのです。
室内での管理は、南向きで日当たりのある場所に置いておく、もしくは昼間の暖かい時間帯に外へと出して日光浴をさせてあげる、といった方法で冬でも日を浴びせてあげましょう。
少し電気代がかかっても――という場合は、植物用のライトが販売されているのでそちらを利用するのも手だと思います。
私は簡易無加温温室?っぽいものを作成し、ライトを使って現在育てています。
なんとなくですが、ファンファーレの色が濃くなって元気にしているみたいなので、ライトでも日光の代わりは可能じゃないのかな、と思っています。
LEDなので電気代も安くすんで、熱の発生も抑えられるので安心ですしね。
その3 風通し
お次は風通し、湿度の問題です。
冬だから空気が乾燥してるし……と思うところですが、冬こそ特に室内に入れている場合は湿度管理は大切です。
意外と土の湿度は高くなっており、風通しを良くしておかないとカビが生える要因になります。
他にも冬は水やりを控えますが、たまにあげる時に土の水分が上手く乾かず、鉢の中で多湿状態になってしまい根腐してしまう可能性も出てくるのです。
空気がこもりがちになる冬だからこそ、風通しを良くして、多肉やサボテン達に心地よい環境を整えてあげたいですね。
湿度計を用意して、鉢の周辺の湿度がどの程度になっているか確認すると数字として分かるので管理がしやすいでしょう。
その4 水やり
冬に休眠期となる種類の多肉やサボテンは、水やりを非常に少なくするのは常識ですね。
大体月に一度とか、種類によっては冬の間完全に断水する場合もあります。
水やりのタイミングですが、土が乾いてからは当然として鉢の内部の水分も乾いていると良いでしょう。
なので土表面が乾いてから数日は置いておいて、それから水やりをすれば内部で水分が多くなり多湿状態になる事を防げます。
持ち上げて水分が乾いているかどうかを重さで判別できれば、一番いいと思います。
乾かしすぎて心配になる、というのは誰しも思うところですが、多肉やサボテンは内部に水分を多く保有しているので大丈夫です。
ちょっとやそっとの乾燥ではめげませんので、冬はきちんと乾燥気味に管理してあげると喜んでくれるんじゃないかな、と私は思っています。
温室を使うのはアリ?
冬越しをしようと思った時、まず出てくるのが植物用の温室ですね。
ホームセンターでも購入が出来て、設置しておけば簡単に冬越しが出来そうなイメージがあります。
↑こんな感じのやつですね。
温室があれば室内に入れられない植物も屋外で管理できるので、非常に便利です。
ただ、幾つか注意しなければならない点があるので気を付ける必要があります。
まず、高温注意。
冬で外なのに? と思いますが、例えば冬でも天気の良い日に車に乗る時、少しむわっとした空気を感じますよね。
温室は全面で日光を取り入れられるので、その効果がとても高くなってしまうのです。冬で外なのにサウナ状態になってしまうんですね。
少し日を遮れるものを上に掛けたり、置き場所を注意するなど気をつけたいです。
次に、多湿状態。
温室は密閉した空間になるので、閉めっぱなしにしていると空気がこもってしまいます。
これによって温室内の湿度が上昇してしまい、根腐れの原因になってしまうのです。
少し入口を開けておいたり、温室内の湿度に気を配ったりしてあげたいです。
最後に寒さ。
温室なのに? となりますが、温室とはいえ加温している訳ではないので朝方などはそれなりに冷えてしまいます。
よって寒さに弱い品種は温室があるとはいえ外へ出さないようにする必要があります。
園芸用のヒーターなんかもありますので、外で管理したい場合は使用すると良いかもしれませんね。
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あると便利な物
・温度計や湿度計
管理をする時に温度や湿度を肌感覚で感じるのは難しいので、数字として分かる物を用意すると目で見て分かるので非常に楽です。
簡単なものならば100均でも購入できるので、持っていない人は是非購入すると良いと思います。
最高気温と最低気温を記録してくれる物もあるようなので、使用するとかなり管理が簡単になりそうですね。
・プチプチマット
100均で購入できるお手軽な保温アイテムですね。
寒い地域など、やっぱり心配って場合に巻いておくと多少は寒さから守ってくれるので安心できます。
気軽に購入できるので、買い物に行くついでに買ってみるのも良いかもしれません。
終わりに
冬は毎年やっぱり心配になってしまう季節ですね。
色々と対策してみても、実際どうかなと不安になっちゃいます。
何年も育てている株だとしても、一晩で大ダメージを受けてしまう可能性があるのでしっかりと対策しておきたいところです。
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回も宜しくお願いします。
投稿:2019年11月19日
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