静かな寒い冬の日におススメのフリーゲーム『TRUE REMEMBRANCE』
おはようございます、霧涼アリカです。
息が白くふわっと出ると、あぁ冬だなぁと思う今日この頃。
そんな日の、静かな夜にプレイしたいおススメのフリーゲームがあります。
『TRUE REMEMBRANCE』
トゥルー リメンバランス、直訳で『本当の記憶』。
フリーゲーム好きなら確実にやったことのある名作サウンドノベルですが、若い人だとサウンドノベルすら知らないって場合もあるんじゃないでしょうか。
今回の記事を書く為に数年ぶりにプレイしたのですが、一章だけさらっと読んで書こうかと思いきや、結局は全部読み切ってしまいました。
ブログのネタ用に昔やったゲームをやり直してたけど
— 霧涼アリカ@脱初心者ブロガー (@muryouarika) 2019年12月21日
なんかもう気持ちがいっぱいになって幸せだなって感じ
あぁこのゲームやっぱり好きだなぁって、そう思った
何のゲームをやった書きになる人は、日付変わって今日のブログ更新をお待ちください
……なんとか書ききります
プレイ終了直後は軽く放心状態でしたね。
気になる方は、宜しければ最後までお付き合いください。
静かな寒い冬の日におススメのフリーゲーム『TRUE REMEMBRANCE』
どういうゲーム?
2006年ウィンドウズ向けに公開された分岐なしのサウンドノベルで、その完成度と儚くも優しいストーリーが人気となり、3DSのダウンロードソフトとして発売もされています。
開発は『里見しば』さん。HPもあるので、宜しければそちらもご覧ください。
サウンドノベルと聞いてピンとこない方もいると思うので、軽く説明します。
現在の主流となっている『文字を読むゲーム』は、基本的にアドベンチャーゲームで、ギャルゲーとかが有名な種類ですよね。
サウンドノベルは文字通り『音』と『文章』を楽しむことをメインとしていて、絵や音楽でより楽しめる小説、と考えて頂ければいいかなと。
それと画面構成が少し違っていますね。立ち絵とウィンドウに表示された文字という配置ではなく、画面いっぱいに表示された絵と、その上から薄く表示された文章というのがよくある形です。(ゲームによって差はあるので、一概には言えませんが)
ゲームではありますが、絵よりも文章に比重を置かれた作品が多いです。
懐かしいところでは『ひぐらしのなく頃に』もサウンドノベルとなっています。
さて、話を戻して本作について。
選択肢なしの一本道なので、ストーリーを楽しむゲームとなっています。
プレイ時間は2時間ほどで、映画を一本見る感覚で楽しめる作品ですね。
おススメ度? 点数で行ったら満点です。10段階とか、100段階とか、どれだけあっても絶対に満点。
読み終えると、何とも言えない読了感があり、とても満足した不思議な気持ちにさせてくれます。
ストーリー
忘れたいほど悲しい記憶を持った人々が訪れる、白い街。
その街で記憶を封じる職業『封士』を生業にする青年、黒目。
黒目のもとに客としてラという少女が訪れる。
彼らの日常と、街を訪れる人々との出会い、そして小さな秘密をつづった物語。
主人公は黒目という名の青年で、記憶を封じる力を持っています。
『セツナ病』という悲しみを抱えきれずに死んでしまう病気を治療するため、記憶を封じて救う『封士』という仕事をしているのです。
ある日、依頼を受けて辺鄙な洋館へと行くと、そこには白い髪の少女ラがいました。
黒目は彼女の『錆色の記憶(悲しい記憶)』を封じる為に『案内人』として一緒に暮らし始めます。
白く綺麗な街で出会う人々と、様々な記憶――。
『TRUE REMEMBRANCE』はそんなお話です。
全体として一本のストーリーで、幾つかの章に分かれて話が展開していくのがゲームとしての流れですね。
流れのあるショートストーリーなので、気軽に始められると思います。
サウンドノベルですがウィンドウに文章が表示されるタイプなので、初めての人でもやりやすいかなと。
立ち絵の差分や一枚絵も複数あるので、小説を読むのが苦手でも画像として見れるので分かりやすいです。
全体的に色彩が淡いので、落ち着いた雰囲気で楽しめますね。
おススメポイント
- オープニングから作り手の本気が見える
アニメーションのオープニングを作っているフリーゲームは非常に珍しいです。その上クオリティも高く、音楽と映像がマッチしていて世界観に浸ることが出来ます。
3DS版では絵師が変更されていますが、個人的にはフリー版のムービーの方が好きですね。何というか、フリーゲームだからこその雰囲気が感じられて良いのです。
- 可愛らしい絵柄と淡々とした文章
基本的に主人公目線でのストーリーで、感情表現が苦手な主人公らしいちょっと淡泊な文章が心地よく感じます。
妙に凝った表現などが無いので、するりと読めて情景を理解しやすいですね。
色鉛筆画のような優しい色遣いと相まって、しっとりと読み進める事が出来るのが、このゲームの世界観を上手く表現できています。
- 心に沁み入る音楽
BGMが全体的にオルゴール調のものが多く、儚くもしっかりと届く曲調で、どこか懐かしいような印象を受けます。
タイトル画面のBGMで「あぁもうだめだ」と感動がリフレインするのは私だけではないはず。
興味のある方は通しでプレイしてみてください。
タイトルに戻ると、その気持ちが分かるはずです。
- きっと誰かにおススメしたくなるストーリー
ネタばれを考えて、詳しくは書きません。
是非、ご自身の目で確かめてください。
少なくとも、私はこうして記事に書くくらい、大好きなお話です。
ちょっと小話
3DS版が2012年に発売されたのですが、そのきっかけは実況動画でした。
こちらのふひきーさんが実況をしたことが切っ掛けでゲーム会社のプロデューサーの目に留まり、3DS版が発売された経緯があります。
実況動画が人気で商業化というのはあまり聞かない事なので、『TRUE REMEMBRANCE』の凄さが分かりますね。
ちなみに涙声になりながら実況していたことで、ストーリーの良さが強く広まったとのお話もあります。
終わりに
↓ダウンロードはこちらから
http://true-re.sakura.ne.jp/true3.htm
初めて知った方には絶対に初見でプレイして欲しいので、内容についてはかなりふわっとしてしまいましたが、いかがでしたか?
もし少しでも興味を持ってもらえれば、ファンとしてこれ以上嬉しい事はありません。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また明日も宜しくお願いします。
投稿:2019年12月22日
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