小学生男子の体力が過去最低、しかも原因はスマホやゲーム……確かにと思ったお話
おはようございます、昨日寝過ぎた霧涼アリカです。
クリスマスイブの今朝、ふと起きたのでテレビを見ていました。おでんの残りを食べつつ画面を眺めていると、こんなニュースが。
『体力測定で男子小学生の体力過去最低』
スポーツ庁の発表らしいのですが、結果を見るに非常に点数が下がってる……。
自分も子供の頃から子供の体力がーーと聞いてはいましたが、ガクッと下がっているのを見ると何とはなしに日本の将来が不安になってしまう気がします。
で、体力テストの点数と下がっている時期を考えてみると、スマホの普及した時期に生まれた子供の体力が落ちてるんじゃないか……? と思ったのです。
爆発的にスマホが市民権を得たのが、大体2010年だったはず。約10年前ですね。
テストの結果は小学5年生と中学2年生の結果を参考にしていたので、現在の小学5年生は2008年生まれの11歳。スマホを扱えるような歳になるのは少し経ってからなので……4歳と仮定すると、2012年。
iphone5が発売した頃ですので、スマホは完全に普及していますね。
私は飲食店で長らく働いていますが、家族連れで小さい子供がスマホを弄っている姿を見るのは少なくないです。
外で遊ぶ機会が減ってしまったから、運動能力が落ちた。という推測は、あながち間違っていないような気がしますね……。
そんな感じで、今日はゲーム(特にスマホ)と子供についての記事となります。
宜しければ最後までお付き合いください。
小学生男子の体力が過去最低、しかも原因はスマホやゲーム……
子どもとゲーム
最初に、今回話題になったニュースについて動画を貼っておきます。気になる方は再生してみてください。
私は昔から、ゲームをしていると目が悪くなると大人から注意されながら育ってきました。
まあ実際、ゲームボーイとアドバンス世代だったもので画面が非常に暗く、視力は0.1台になっています。ちゃんと目を休めなかったせいですね。
しかし、今小さなお子さんを育てている親御さんには理解して頂けると思いますが、子供のコミュニケーション手段として、ゲームは無くてはならないものとなっています。
同じゲームをやっていないと会話の輪に入ることが出来ず、友達付き合いが上手くいかない、ってやつですね。
私は携帯ゲームでそういう体験をしてきたものですから、自分の子供にはある程度の自由なゲームを与えようとは思っています。
が、スマホはちょっと話が別になってしまうと考えるのは、考えが古いんでしょうか……?
『ゲーム機戦争』というものがあるのですが、コンシューマーゲームとスマホは対立しあった関係にあります。ゲームの需要をスマホが奪ってしまったというお話です。
現在、子供のやるゲーム機と言えば、任天堂のスイッチです。PSやXboxは子供には少々難しめですし、携帯ゲームではありませんからね。
私もお子さんがマインクラフトをスイッチでやっている風景を、飲食店で働きながらよく目にします。
それと同時に、スマホでゲームをしている姿も非常によく見るのです。
スマホは非常に便利です。動画も見れてゲームもできる。ゲーム機として考えれば非常に優れた能力を持っていると思います。
ゲーム機の方がより良いスペックでゲームが出来る、なんて話がありますが、初めて触れる簡単なゲームと考えると、スマホゲームは簡単で分かりやすいので取っつきやすさが段違いかもしれません。
そんなスマホゲームですから、子供達は皆やりたがります。そうすると、例えば小学校のクラス内でもスマホゲームをしている子供が一定の割合を持ち、独自の会話とコミュニティが作られるでしょう。スマホを弄らない子にとっては、会話についていけず寂しいものとなります。
会話に入る為にもスマホでゲームをしたくなり、そうするとどんどんスマホユーザーが増えていく。
子供同士の付き合いでゲーム機が広まるのは昔からあった事ですが、今はスマホが似たような状態になっているのかもしれませんね。
無論、SNSでの問題や、情報過多な環境(検索すれば是非を問わず何でも出てくる)に慣れる事のリスクがありますので、安心できる物と考えるのは安易です。
普通のゲーム機も、やりすぎの問題やゲーム内容による性格形成などと問題はありますので、スマホじゃなくこっちが良いとは一概には言えないでしょう。
そうなると、一体何が一番安全なのか。
言うまでもなく、親御さんのゲーム管理が重要ですね。ゲームは一日○時間という、昔ながらのものから、どういうものをやるかは相談するなど、家によって様々なルールを設けることが出来るはずです。
欲しがっているから渡してはい終わりではなく、キチンとどういう使い方をしているかまで考えなければ、依存も含めて重大な問題となる可能性を秘めています。
一応言っておきますが、縛り付けすぎはお勧めしません。人間やるなと言われれば、反発してより強くやりたくなってしまいますからね。
そう考えると、子供とゲームの関係性を改善するには、まず最初に親御さんがゲームに対する考え方をしっかりと持つことが肝要だと思われます。
特にスマホは、ただのゲーム機ではないのですから、正しい使い方から『ネットリテラシー』(死語かも?)の教えまで、しっかりと理解していないと危険な代物となり得ます。
……さて、ゲームによってスマホに触れたくなる、という感じのお話でしたが、そもそもの土壌が形成されている場合もありますよね。
小さい頃からスマホに慣れている為、その流れでゲームにのめり込むということです。
次はそれについて考えてみます。
子育てとスマホ
子供にスマホを渡しておけば勝手に動画を見てくれて楽、なんて話があります。
確かに、ネット上には無数の動画があり、飽きることなく次々に違ったものを見れるのでお子さんの相手をさせるにはピッタリでしょう。
ただ、やはり与えすぎは問題だと私は思います。
じっとして動画を見るということは、身体を動かさないことになりますよね。小さい頃からそうした環境に慣れてしまったら、成長してからも動いて得る楽しさよりも、手のひらで得られる楽しさを優先してしまう可能性が生まれます。
個人差があるので全員がとは言えませんが、そうならないとも言い切れません。
最近では騒ぐことのできるスペースが街中に無いことから、外で元気に遊ぶことが難しくなっているそうです。
そうした環境も非常に問題ですし、怒られるかもしれませんが、公園で遊ぶことへクレームを入れる人たちの考えを改めなければどうしようもない部分ではあります。
周囲の状況が、子供がスマホを手に取る要因の一つであるとは思います。
それと同時に、あまりにも安易に子供へとスマホを渡してしまい、それに慣れ過ぎてしまう為にスマホ依存の土壌を作ってしまう。そんな可能性もあります。
ゲーム機は買うのにお金がかかりますが、スマホは自身の持っているものを貸し与えれば追加費用は要りません。お手軽に遊ばせられるゲーム機として考えるのは、とても合理的だと思います。
けれどお手軽だからこそ、小さい頃から慣れ親しんでしまうせいで運動への意欲の芽を奪ってしまう。とも考えられます。
『薬』という字は、『くすり』とも『ヤク』とも読めますよね。
どういう結果になるかは、扱った人で変わります。
これから先も、ゲームや携帯端末にはお世話になる時代だと思いますので、良いお付き合いを出来るように努めていきたいですね。
日光不足も不安
ゲームもスマホも、基本的に室内で使うものですよね。公園で集まって遊ぶ、なんて場合は別ですが。
そうなると、日光に当たらないことによる問題が考えられるのです。
人間は日光を浴びる事で様々な効果を得られます。セロトニンが分泌される事もそうですし、ビタミンDの生成も行われます。
セロトニンはうつの解消にも役立つもので、ストレスの解消や気持ちを明るくさせてくれる効果があります。
そしてビタミンDには、骨を丈夫にする役目が。
牛乳を飲んでカルシウムを補充、というだけでは足りず、ビタミンDを取らなければ効率的に骨を丈夫に出来ないのです。
足りなくなってしまえば、骨粗しょう症やくる病の原因となってしまいます。
小学生のころは身体が成長する大切な時期ですから、日光浴はとても重要なものになるのです。
事実、小さい子供のビタミンD欠乏症が増加しているというニュースもありますので、親御さんは気を付けた方がいい点だと思います。
子供の体力を増やすには
直接的な解決は、外に出て運動するしかないです。
ただ、現状の環境ではそうも言っていられない場合が多いですから、そう考えるとスポーツ系の習い事をするのも一つの手ですね。
私は小学生のころスイミングスクールに通っていましたが、お陰で泳げることはもちろん全身の体力の底上げが出来たと思います。
自分も子供にはスイミング行かせたいなと思うので、水泳はとてもよい運動だと個人的には考えています。
全身運動ですから身体を万遍無く鍛えられますし、負荷がかかり辛いので大きな怪我をするリスクもそこまで無いのがポイントが高いですね。
なにはともあれ、運動の楽しさを子供が理解するのが一番必要なので、水泳でも剣道でも野球でも、スポーツを身近に感じる事が運動不足解消の第一歩だと思います。
終わりに
ゲームというより、ちょっと多角的な感じになってしまいました。
ゲームもスマホも、とても楽しいものです。私も様々な理由から使っていますし、非常に便利です。
便利だからこそ、内包している悪い部分を理解しながら使わなければならないと、私は思います。
お子さんの場合は、まだそういう判断が自分で付きませんので、一番は大人がしっかりと理解している事ですね。
将来の身体づくりにも影響が少なからずありますから、軽く考えないでおきたい問題だと思われます。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また明日も宜しくお願いします。
投稿:2019年12月24日
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