意外と初心者向け? 筒がいっぱい食虫植物サラセニアの栽培方法
夜中からおはようございます、霧涼アリカです。
それでは前回の続きで我が家の食虫植物について纏めてみようと思います。
↓前回のハエトリソウ編です。
今回紹介するのは、食虫植物の中でも分かりやすい見た目をしているコイツ。
サラセニアです。
この独特な形、売ってたら気になりますよね。私は衝動買いしました。
かなりの初心者なので拙い部分はあると思いますが、宜しければご覧ください。
食虫植物サラセニアの栽培
原産はカナダやアメリカ南部、東部で、湿地に生える多年草です。
サラセニア科ヘイシソウ属の植物で、ヘイシソウは漢字で書くと瓶子草。筒状の形がお酒を入れる瓶子に似ていることからその名が付いたようです。
春から初夏にかけて花が咲き、その花言葉は『風変わり』『憩い』。
見た目が変わっていることや、昆虫が集まっていることから憩いの場、みたいにイメージされたものですね。
園芸用としても人気があるので、多くの種類が販売されております。私もホームセンターの園芸コーナーで購入しました。
そして一番の特徴はその形。
筒状の独特な形をしており、これで昆虫を捕まえて消化します。
この筒は捕虫葉という名前で、蓋部分には蜜腺があります。しかも蓋と筒内部には下向きの毛が生えており、誘われた昆虫は蓋から滑って落ち、内部の毛のせいで抜け出す事も出来なくなります。
筒の底には消化液があるのですが、種類によって差はあるものの、全体としてはあまり分泌されておりません。
それではどう消化吸収するのかと言うと、入った昆虫が内部に溜まってバクテリアが繁殖し、消化を助けさせて吸収するのです。
適当に落として溶かすのかなと思いきや、想像以上に狡猾な手段で栄養補給してるようですね。
写真の通り全部の葉っぱが筒になっているので、虫を捕まえる能力は非常に高いと思われます。どうやってこんな進化に行きついたのか不思議です。
意外と簡単? サラセニアの育て方
園芸用として食虫植物のなかでは結構な人気のサラセニア。
それは見た目が変わっているからだけではなく、育てやすさからも来ています。
環境や日当たり
肥料が少なくて水はけ水持ちの良い用土か、水苔単体でも育てることが可能です。
暑さと、意外と寒さにも強く、1年を通して日当たりと風通しの良い場所に置いておけば、日本でも南の方は通年外で栽培できます。
乾燥に弱いことを除けば、環境への適応力はなかなかあるでしょう。
水やり・肥料
湿地帯の植物なので、湿り気が最重要です。前回のハエトリソウと同じく腰水で管理し、常に湿った状態をキープするようにします。
肥料は基本的に必要なく、虫もあげなくて大丈夫です。虫を消化するのにはエネルギーを使うので、自然に捕まえる以上は過剰になってしまいます。
植え替え
冬に休眠期に入るので、そのタイミングで植え替えを行います。葉の枯れた部分を切ったり、根っこが縦に長くのびるのでそれに合わせた鉢に植え替えたりしましょう。
植え替えするかしないかは、次の生育期の伸びが変わってきます。
葉っぱは春になると伸びてくるので、あまり切り過ぎると成長に良くありませんが、しっかりと剪定してあげると風通しも良くなるので病気を防げます。
まとめると、
- 暑さ寒さに強く、日差しも好き
- 土の湿り気が大切。乾かさないように
- 虫は別に要らないぞ
と、こんな感じでしょうか。
ハエトリソウと似た部分もありますが、暑さ寒さの部分は全然違いますね。一緒に育てられるのかなと思っていましたが、別々にしっかり育ててあげるのがよさそうです。
腰水で管理しておけば水やりを忘れても大参事にはならず、しかも多年草なので長く楽しめる。食虫植物初心者でも安心して育てられる良い植物だと思います。
終わりに
前回とはまた違った魅力のある食虫植物でした。
実際育てていて、我が家のは赤くなるので緑と赤のコントラストが綺麗ですし、何となく見ていて飽きない姿形をしています。可愛いとは違うんですけれど、面白いですよね。
思った以上に計算された食虫をするので、今度からはそこもしっかりと見ながら育てていこうかなと思います。
それでは、今回もありがとうございました。
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投稿:2019年11月4日