【外来生物】趣味を楽しむときは生き物への関わり方に気をつけたい【個人と地域】
おはよございます、最近の早起きで調子の良い霧涼アリカです。
今日は趣味と生き物について、ちょっと記事を書いてみようと思います。
以前投稿したこちらの記事、読んだ方はいらっしゃるでしょうか。
↑の記事では、パターン毎に植えてはいけない理由を解説したのですが、その中で特定外来生物についての部分がありました。
正直、記事を書くまでは全然知らなかったです。しかし、知ってみると趣味が原因で地域の生態系を破壊してしまう可能性があるので、他人ごとではないと感じましたね。
昔読んで気になった記事を紹介するので、宜しければお付き合いください。
趣味を楽しむときは生き物への関わり方に気をつけたい
外来生物とは
文字で書いたとおりの『外から来た生物』で、日本で考えれば何らかの理由で持ち込まれた他国の生き物ですね。
たまにニュースなどで話題になり、最近では『池の水を抜く』番組で外来種を取り上げているので知らない人はいないでしょう。
元々の生息域から別の場所へと生き物を運ぶのは、全部が悪いことではないですよね。
例えば、ペットとして飼われている犬や猫だって、かなりの数が原産国が日本ではないものばかりです。
それぞれの種で魅力が違うので、一つの事を好きになったら様々な種に興味を持つのは至極当たり前のことだと思います。
ただ、一部ではありますが、問題を起こす場合があります。
このように法で規制された生き物たち。日本の固有種を脅かしてしまったり、環境を破壊してしまったりするので法で禁止されています。罰則も、安くない金額です。
そこまで危険ではないにしろ、趣味で育てていた生き物を『何かしらの理由』で外へと放ち、野生化して問題になるケースもありますよね。
特に多いのは、一時の流行で飼育し始めたものの管理しきれずに外へと放すこと。
他にも、自分の趣味を楽しむために『あえて外へ放って増やそうとする』場合もあるそうです。
あくまで一例として、次の項はブラックバスについて書いてみますね。
一応言っておきますが、わたし霧涼は釣りを一切しないのでブラックバスの問題については直接的に関わりはありません。
ここで取り扱うのは気になった記事があったからなので、あしからずご了承ください。
宮城県とブラックバス
まずは、以前読んで面白いなって思った記事を貼りますね。
これを知ったのは、確か『池の水を抜く』番組の撮影で、ブラックバス愛好家からの苦情が多いっていうネットニュースを読んだのがきっかけでした。
なんとなく調べているうちにこの記事に辿り着き、読んでみて中々興味深かったので、紹介したいなと思っていたわけです。
さて、私が読んだ感想ですが、
宮城県メッチャ怒ってる……
文章の端々から静かな怒りが漏れているような、そんな印象を受けました。
Q&Aで書いているのですが、回答がどれも毅然とした姿勢でやりあうといった感じで、突き放した言い回しではないのですが怒りの感情が明らかです。
どれだけブラックバスで迷惑したんだろう……と、これを書いた人の気持ちを考えてしまいますね。
Q:バスはゲームフィッシングの大切な相手であり、生き物の尊厳と愛護の精神からも無駄な殺生は避けるべきではないのですか?
A:密かに放流されたことなどによって全国に広がったバスが他の生き物の存続に重大な悪影響を及ぼしているため、各地で駆除を行っています。本来、存在しなかった魚によって在来魚が食害に遭い、絶滅の危機に瀕している事実がある以上、バスの駆除を無駄な殺生とは考えておりません。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suishin/yugyobqa.htmlより引用
ちょっと一つだけ引用してみますが、完全におこ。激おこプンプン丸ですね。
もうPVとか全然気にしないので、時間のある方は是非読んでみてください。釣りや魚自体に興味がなくても、読んでみると面白いと思います。
個人の趣味なら個人の範囲で
上ではブラックバスについて書きましたが、密かな放流などは魚に限ったことではありません。
ペットとして飼われていた物が野生化もそうですし、植物でもあります。
好きな植物があったとして、それが外でも増えると嬉しいなぁ、という理由で植えて勝手に増やすという行為です。
実際に行われていることがあるそうで、どこかのブログで「日本にないはずなのに生えてる……誰かが勝手に植えたのかな」みたいな記事を読んだ覚えがあります。
これだけはきっぱりと言っておきますが、私有地以外で勝手に放したり植えたりは駄目です。
公園や野山は、基本的に県や市のものです。原則的に採取したり植えたりは禁止されているので、もしやりたい方はその地域の環境課に問い合わせてから行うのをおススメしますね。
前に紹介した花ゲリラですが、当然のように大っぴらに許可されていることではないので、自己責任でお願いします。
前々から私は疑問に思っているのですが、どうして家の中ではなく外へと出してしまうんでしょう。
ペットの野生化については、それは自分で最後まで責任を持ってとしか言いようがないですね。譲渡するも、保健所に引き取ってもらうも自由ですが。
ブラックバスなどを釣る事はゲームフィッシングと呼ばれるようですが、なんでキャッチ&リリースするのでしょう。
普通、一度釣った魚を元へ戻すというのは、毒があって危ないからとかまだ子供でこれから大きくなるのを期待して、とかが理由になりますよね。
ブラックバスについては、持って帰ればいいのにって思います。だって、普通の魚ですし。魚にとって人間の手の温度は火傷レベルなので、戻しても死んでしまう可能性があるそうです。
命なのですから、死んでしまうのは可愛そうだなって思ってしまいます。
それか、元々は食用として持ち込まれたのですから食べれば良いんじゃないでしょうか。ブラックバスが好きなのでしょうから、もし味が美味しくないのなら、美味しく調理する方法を考えるのも趣味の発展として良いのではないかなぁって思います。
あとは、知らずのうちに外来生物を助けてしまっている場合もあります。
例えばオオキンケイギク。
かつては緑化用や観賞用として取り入れられていましたが、その繁殖力の高さから特定外来生物とされています。
元は観賞用だったために、花は見た感じ可愛らしいです。地植えするのに耐えられる力を持っているので、植えておけばホイホイ増えてくれるでしょう。
そんな感じで「綺麗だから育ててみよう」という理由から、知らずに法に触れる植物を育ててしまう場合がありますので、何でも育てる時にはしっかりとした下調べが必須だと思いますね。
個人の趣味だから何でもいいって訳ではなく、個人の趣味なら個人の中で完結できるものを選ぶのも、趣味を楽しむためには必要なんじゃないかなぁ。
生き物と人間の関わりは難しいですが、お互いに最良の結果になれる関係を築いていきたいです。
終わりに
当初の予定より小難しい話になってしまった気が……。
なんと言うか、やっぱり楽しむべきものですからね。
某カードゲーム風に言えば『ルールを守って楽しくデュエル!』。
ルールと楽しくの両立を目指したいです。
それではここまでお読み頂きありがとうございました。
また明日も宜しくお願いします。
投稿:2019年12月20日
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