【金鯱&ドラゴンフルーツ】種から育てるって出来るの?
おはようございます、最近多肉に偏ってる霧涼アリカです。
前回の記事はお読みいただけたでしょうか?
今回はその続きで、手に入れた種を栽培してみようってお話です。
ガチャを5回くらい回して色々と入手したのですが、将来的な大きさや環境(あとついでに多年草かどうか)を考えて、『金鯱』と『ドラゴンフルーツ』を発芽させることにしました。
調べてみると、ドラゴンフルーツは比較的種から育てられるみたいでしたが、金鯱はやはり既に株になっている物が多い……。
かなり失敗多めの内容になりますが、宜しければお付き合いください。
【金鯱&ドラゴンフルーツ】種から育てるって出来るの?
金鯱ってそもそも何?
漢字で書くと何か厳つい感じがしますが、キンシャチサボテンの事です。前回の記事で最後の方に出てきたデッカイサボテンですね。
サボテンの中でも『サボテンの王様』と呼ばれています。
サボテン科タマサボテン属の、まん丸トゲトゲでよく売ってるサボテンって印象です。
メキシコ中部が原産地となりますが、野生でいるのは非常に珍しくレッドリストの絶滅寸前に指定されています。
大きさは最大で1メートル以上、寿命は30年と言われ(日本には推定140歳のやつもいるそうです)花が咲くには20年以上の株でないといけないそうな。
そんな特徴から『はかない夢』という花言葉もあるみたいです。
一番の魅力は、やっぱりこの立派に育つ丸々さ。そして棘の綺麗さや、天辺に生えてくるもこもこした毛が可愛いですね。
園芸用に品種改良されてあまり大きくならないようにしてあるものも販売されているみたいなので、大きいのはちょっと、という人は園芸店で購入すると良いと思います。
植物園で種から育てたものなら、おそらく大きく育ってくれるでしょう。
ドラゴンフルーツってどういう植物?
お次はドラゴンフルーツですが、こちらは季節によっては果実をスーパーでたまに見かけることがありますね。果実の見た目が龍の鱗のようだからこの名がついたと言われています。
しかし、そもそもドラゴンフルーツというのは通称で、サボテンに成る果実をそう呼んでいるだけです。
正確には、サボテン科ヒモサボテン属のサンカクサボテン等の果実の事ですね。
等、というのは日本で流通しているドラゴンフルーツはその見た目から大雑把にしか分類されていないからです。品種としては20以上の物があり、実が赤いものから白いもの、皮の部分が黄色い物、それぞれ別種になります。
日本では特に区別せず、ドラゴンフルーツという名前で園芸用として流通しているみたいです。
ではドラゴンフルーツの生る『サンカクサボテン』とは何なのか。
サボテンとは言いますが、上の金鯱のような一目見てサボテンという感じではありません。
こんな感じの、三角な『茎』が伸びて育つサボテンです。葉っぱに見えますが、サボテンなので葉は棘になっており、緑色の昆布みたいなのは茎になります。
原産はアメリカ等。砂漠の植物ではなく、熱帯の森で育つ森林性サボテンになります。
花言葉は『燃える心』『永遠の星』
大きくてとても綺麗な花とのことです。沖縄で見たり、確かハワイで花を見るツアーがあったような覚えがあるので、もしかしたら南国に行った際は見ることがあるかもしれません。
金鯱&ドラゴンフルーツの種を蒔こう
軽い紹介のつもりが思ったより長くなりましたので、早速行きましょう。
なんせブログにするつもりがなかった(当時6月)ので、写真が少ないです。
まず金鯱から。
どうやら土に蒔いて発芽させられるみたいなので、パラパラっと蒔きました。土はサボテン用のに赤土を重ねてます。
そして普通に水を掛けてしまうと種が小さくて流れてしまうので、腰水で水やりをすることになりました。
ラップをしているのは温度を上げるためで、これで日向に置いて発芽温度にするつもりです。一応穴を開けて通気性は取りました。
お次はドラゴンフルーツ(分かりづらいのでサンカクサボテン呼びしない)です。
こっちはキッチンペーパーを湿らせて置いておけば発芽するらしいので、これでラップをして同じように放置してみます。
次の日
なんかよく見ると出てきてました。
発芽は早いと調べて知ってはいましたが、異常な速度です。
蒔いてから一週間も経つとこの通り。もこもこ出てきます。
……で、これ以降なんですが少々家庭の事情で忙しくなってしまい、写真を撮っておりません。
約5か月経った今の姿が次の写真になります。
芽が出てからは一番下の双葉が生えてきて、その後中央の三角茎がニョキニョキ伸びてきました。今はさらにちっちゃい茎が左右から出てきていますね。
実は忙しくて、キッチンペーパーのままかなり放置してしまいまして、正直ダメかなと思ってました。なんたってカビまで生えてましたし。
しかし非常にタフなドラゴンフルーツ、すくすくと成長してくれました。
一方の金鯱ですが、こちらは種まきから2週間経ってから動きを見せます。
ちょこんっと芽が出てきました。
そして時間は経ち、現在がこちら。
芽が出た後は順当にサボテンっぽいのが出てきて、そのまま大きくなったって感じですね。
育てている間の事故としては、一度真夏の日差しを一日だけ受けてしまい、見事に日焼けして真っ赤になりました。画像の通りですね。
その後日陰に移動し、秋の成長を待っていたのですが今年は晴れの日が少ない……。
しっかり成長させることが出来ず、まだ真っ赤なままです。
冬越し前の大問題
まさにナウな事なのですが、先日簡易温室を作りました。
そして金鯱とドラゴンフルーツも入れてあるのですが、ブログを書き始めてから色々と多肉の事を調べる機会が多くなったので知識がつきました。
気づいたんです。
水やりすぎじゃね?
はい。実は発芽させる時に腰水で管理した後、そのまま惰性で金鯱とドラゴンフルーツを腰水管理してしまいました。
通常多肉植物やサボテンは、冬前になると水を与えるのを控えめにして乾かし気味にします。冬は成長しないので、水をやっても逆効果だからです。
さて、我が家の金鯱とドラゴンフルーツはどうかと言いますと。
大変しっとり感。
もう水をやらないで乾かすとかいうレベルじゃないです。
ついでに自由に育てすぎたのでかなり曲がって生えてしまい、このまま春の植え替えを待つのは少々厳しく感じます。
ということで突発的に立冬の日に植え替えを行うことになってしまいました。
とても丁寧に行い、元の土に戻せばダメージは最小限で済むはず……です。
ピンセットで抜いたのがコチラ。
ドラゴンフルーツは結構根が育っていましたが、金鯱がごく短い根しかありません。水を与えすぎたことによって、根を伸ばさなくても成長できると判断したためでしょう。
土を乾かさないと、近くにあるのは……ドライヤー!
というアホな発想で乾かし……いや待て待て、熱したら土の微生物死なないか!? と気づいたので扇風機を引っぱり出してきて、ベランダで乾燥させました。
ただ、とてつもないじっとり感。
結局じっとり感が多少改善する程度までしか出来ず、株を抜いたまま放置も出来ないので植え直しました。
戻すついでに数えてみると、ドラゴンフルーツが20本、金鯱が30本程ありました。
成長速度はドラゴンフルーツが上ですが、意外と金鯱も頑張ってたみたいです。
あとはどれだけ上手く根付き直してくれるか、です……。
そういえばサンカクサボテンってたまに三角形じゃないやつがいるらしいと調べている間に知りました。
我が家のはどうなんだと見てみたところ……20本中3本が三角形。
どうやら我が家のはシカクサボテンみたいですね。
感想と終わりに
多分内部の土を乾燥させないと冬の間に根腐れしてしまうので、やったのは間違いないと信じたいです。
平年通りの気温ならば、11月中旬頃に朝の最低気温が5℃のデッドラインを下回りやすくなるので、それまではベランダの日陰に置いてみようかなと。
もうホントに元気に育って欲しいです。
それでは、今回はここまで。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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